回春院の俳句(2月)
池畔の枝垂れ梅がほころび、山羊のメーチャンも烏のカーちゃんも元気が戻ってくる。
回春院なのだから・・
兼題は「山羊」です。
重そうな山羊の乳房よ冬木の芽 山根克介
梅東風や老いたる山羊の鬚汚れ 里村みつ
春空を映す古池山羊もいて 八幡能江
うららかや五山一位に山羊の声 福田和子
山羊の目に孤独の光春夕べ 山田貴世
山羊鳴いて谷戸の芽吹きを誘へり 濱口たかし
禅寺の山羊に会釈す探梅行 山根克介
その他の句です。
春の音聴かむ大樹に耳当てて 霧野萬地郎
鵞鳥啼くされど囀りとは云えず 同
谷戸奥の崩れやぐらや落ち椿 同
回春院のはじめにへ戻る