サファリへ
2月の俳句へ

イベント

回春院のはじめにへ戻る

回春院の俳句(1月)

三筋の谷戸の出会う所に、大覚池があり、回春院がある。

久し振りの雪の回春院を訪ねたり、吟行したり、安らぎの空間である。

 

<2006年1月の雪>

「インターネットの面々がオフ句会として訪ねた」

笹鳴きや谷戸に日のさすひとところ         とっち(江東区)

日を恋ひて谷戸に家鴨の日向ぼこ           辰子姫(秋田市)

寒椿古刹の池に傾ぐ民家              あらえびす(盛岡市)

芹の生ふ回春院や谷戸荒るる                        俊郎(横浜市)

水湧けば寄り固まって谷戸の芹           小鮎(厚木市)

訪ねれば谷戸に睦月の落椿             暁兵(渋谷区)

冬眠の谷戸の底から空真青                                          萬地郎(藤沢市)

<その他の句>

雪しずり竹は大きく跳ね返る            礒部 義正

ぼた雪のしずりきりなし多羅葉樹          萬地郎

寒雷の一喝禅の寺を辞す              同