山も空も朝の明るき彼岸入り

霾や閻魔の玉眼濁りなし

春うららまたたちどまる稚児の列

鎌倉の海までの尾根山桜

鉛筆はみなとんがって入学子

句集「縞馬」:日本のサファリ<平成16年(2004年)−2>

春になれば、人も動きやすくなる。江ノ島へ行ったり、鎌倉の山を歩いたりして、句材を集める。ゴルフも3月になると急に誘いが増える。ペルーの旅から帰っての後はそんな気ままな動きを楽しむ。隣の桜も素晴らしい花を付けて、楽しませてくれた。

江ノ島の春祭り・稚児行列

唐門の屋根に沿いたり糸桜

鎌倉・海蔵寺の花海棠

隣の桜

花海棠開け放たれし禅の寺

いくさばや栄螺のわたは奥の奥

朧夜のジャズへ数多の猫招く


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