ペルーの旅(2004年2月)

太平洋を挟んで、日本の反対側にあるこの国はさまざまな顔を持っている。

歴史的にはインカ文明の栄えた中心として、近くは、日系人のフジモリ大統領の就任、武装グループによるペルーの日本大使公邸乗っ取り事件などがあり、身近に感じられる国ではあったが、今回、初めてこの国を旅行して、地理的にユニークな三つの地域があることを知った。

すなわち、海岸砂漠地域(リマやナスカ)、山岳地域(クスコやティティカカ湖)それに熱帯雨林地域である。

アマゾンの支流ウルバンバ川の流域にあるあの天空の都市、マチュピチュは熱帯雨林を思わせる密林と雨雲の漂う山岳にあった。その都市のいわれについては、インカ文明は文字がないために、未だ多くの謎を秘めている。

そして栄華を誇った帝国は黄金とキリスト教の布教を求めた少数のスペイン人による悲劇的滅亡。

今回の旅程はリマから空路クスコへ、ペルー鉄道を使ってマチュピチュへの観光、更に、プーノのティティカカ湖へはバスで向かう。

旅行中は幸い天候にも恵まれたが、富士山頂並の山岳地域の高地では酸素不足により、頭痛と膨満感にツアーグループの殆どの人が悩まされた。

そして、最後に訪れたナスカの地上絵も壮大な謎が感じられ、ロマンと充実の旅行であった。

端居して「空中都市」の謎を聞く

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