句集「縞馬」:日本のサファリ<平成16年(2004年)−1>
初写真今年も婆は真ん中に
漁船入り手焙り囲う輪が解ける
逆光の中紅梅と見定める
雪降るや百枚の田に十戸ほど
年輪を灰と残して炭火消ゆ
くるくると甕の氷や昼晴れて
水槽の河豚が見ている勘定場
田を返し土黒々と陽をためる
飛び降りて着地しなやか孕み猫
初蝶や携帯閉じたり開いたり
母を連れての初詣は今年も近くの皇大神宮へ行く。湘南高校の裏にあった烏森神社である。高校生の頃にはこの神社で肝試しなどしたほど荒れていたが、今ではコンクリで改築されて、千年余の古い神社が些か味気ない。
一月は新年会などで過ごしたが、三田の慶應義塾で行われた、句友のN氏が司会をしたシンポジウム「二都市・ジェノバと横浜」には啓発された。グローバル化の進む中でのローカリズムの重要視する考えは、特に今後の文化の多様性み必要である。
藤沢市が慶應義塾の湘南キャンパスと一緒に進める「e-ケアー」のインフラ構築のモニターとなる。今後、益々増加する高齢者への介護サービスの効率化へ繋がる事を期待したい。
上野・東照宮にて
リニューアルした江ノ島の灯台