ローマへは時間通りに到着し、鞄を乗せたカートをごろごろと結構な距離を押して駅へ移動する。テルミニ駅までは40分で11ユーロのノンストップの鉄道を使う。駅の近くのホテルを予約してあった。2☆に疑問だったが、一泊2万円、ホームページで見た限りでは、小奇麗なホテルと踏んでいたが、思いのほかレベルが低かった。寝るだけの利用なので、結果はオーライだが、階段を鞄を担いで上げ下げするのには閉口した。いま少し気張った方が良かったかと反省、併せて、ローマのホテル価格は高いと再認識した。旅とはそんなもので、かのゲーテも野宿すらしているのだ。

チェックインして、直ぐに、近くのレストランでピザだけの軽い昼食を済ませる。事情が分からないので、宿がテルミニ駅に近い地の利を活かして、地図を手元にイタリア通のM氏の薦めに従って歩いた。共和国広場で三越ローマ店を見つけ、ナツィオナーレ通りを下って、スーパーマーケットの位置を確かめ、ヴェネツィア広場、サンマルコ広場へ、目立つ白亜のヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂からカンピトリーノ広場からフォロ・ロマーノを眺める。(←)

政治、経済、宗教など司った古代ローマの中心地が目の前に遺跡、遺構としてコロッセまで続いている。凱旋門と列柱など、往時に想いを馳せる。市が立ち、巫女が祈り、皇帝の凱旋行進などが行われた所だ。イタリア通のM氏はローマ時代の真髄を目の前にして多いに感激していた。

更に歩いて、30余年ぶりにトレビの泉へ行く。その人込みに驚く。ローマの観光名所だから、今は観光シーズンなので、世界中から来る多くのツアーはローマを訪れ、その大半は必ずここへ寄る名所。初めて、インド人の団体ツアーを目にした。旗を掲げた添乗員に10人程のインド人が人込みを縫って歩いていた。アラブ・アフリカ系の土産売りも多い。ここは世界の観光のスポットなのだ。

誰もが楽しく笑って、コインを投げて、幸せそうな雰囲気をかもし出す、相も変らぬそんな泉だ。

個人旅行の醍醐味である夕食をぼつぼつ考える。イタリア海鮮料理と決めて、ガイドブックお薦めの日本大使館近くの家庭料理レストランを目指す。テルミニ駅にも比較的近いと考えて歩き出す。地図上にあるアメリカ大使館から日本大使館を目印にしながら、また、通行人にも尋ねながらようやく探し当てた。

丁度、開店直前で最初の客として入れてくれたが、30分もすれば、15席ほどの店はたちまち満席になる。メニューには日本語も用意されていて、今日の魚の棚を覗かせてもらった。美味いハウスワインとムール貝や足長蝦など海鮮パスタやリゾットを堪能してホテルへ帰った。店を出る8時過ぎには、数組が店前に待っていた。


遠足や三越ローマから発す

馬刀貝と初顔合わせ白ワイン

リラ冷えやローマの坂は石疊

噴水やムッソリーニの長い舌

イタ麺の山にこぼれる烏貝

日本語のメニューや春の魚介類

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<テルミニへの空港駅>

<トレビの泉>

<店の奥で見せてもらった食材>

<ムール貝と手長海老のパスタ>