2日目(2月10日)

雪晴れである。朝食したヨーロッパ大陸に位置するホテルからは、太陽がイスタンブールのアジア側の丘から昇ってくるのが見える。
朝8時に出発、大都市イスタンブールの通勤する人たちが雪道を難渋している。スカーフを頭に付けた女性も多い。モスクが多く、さすがイスラム教の国だ。

ホテルから:橋架かるボルポラス海峡の手前はヨーロッパ、向こうはアジア大陸

アジア先ず春の曙光の立ちにけり

雪しずる朝やモスクの丸き屋根

バスはボルポラス海峡を渡ってアジア側に入り、やがて、フェリーでマルマラ海の端を横断する。

その後、100kmほど南下して、1326年にはトルコのオスマン朝の最初の首都であったプルサへ到着する。

イェシルチュルベ(メフメット一世の廟)の見学。家族の墓の配して、中央には金色のアラビア文字が書かれた棺が置かれている。棺に遺体は無く、その地下に土葬されているらしい。イスラムでは全て土葬との事である。(右の写真)
続いて、メフメット一世の建立したイェシェルジャミィ(寺院)へ行く。

初期オスマン朝の傑作といわれる緑のモスクである。祈りの時間である正午の間際に中に入って、靴を脱いで、中に入り、一人一人の座る場所を織り込んだ絨毯の上で、建物の説明や祈りの作法を聞く。内部には見事なタイルが施されていた。寺守に催促されて、外へ出れば、足洗い場で、祈りの人たちが身を清めていた。

昼食は直ぐ横のレストラン(HUNKAR)でこの地方が本場であるイスケンデルケバブが用意されていた。ヨーグルトの上に焼き羊を乗せたもので、なかなか美味である。そこからのプルサの街も雪の白さと赤いレンガの家が調和して実に美しい。モスクの塔からはコーランの読経する音が流れている。


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ケバブを削ぐ愛想の良いシェフ

午後は荒涼とした斑雪の大地を走り、6時頃にマルマラ海とエーゲ海をつなぐダーダネルス海峡のアジア側に位置する、チャナッカレのホテルに到着した。

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イェシェルジャミィの礼拝絨毯

水温む礼拝を待つ髭男

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