熊出るかアイスクリームを食うてきく

蚊柱や極北イコンの土葬墓


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アラスカの最後の一日はアンカレッジで自由時間とする。近くのショッピングモールをそれぞれ見て歩く。同じような様式のモールではあるが、観光客の多い市内のために、お土産を売る店が多い。ラズベリーのジャムや鮭缶など以外ではアラスカ産品は数少なく、大概はアラスカの外から入れている。余り安くない。冬の事を考えれば、殆ど夏しか商売できないので、高いのは当然かもしれない。季節で動き、夏だけここで働く人も多いようだ。アラスカの野生動物の写真が載っている2004年のカレンダーを買った。

午後からは、ドライブでアンカレッジの郊外、エクルートナ(Eklutona)へ出る。ハイウエーから脇道に入り、工事中で何度も待たされたりして、ようやく静かなエクルートナ湖へ到着。何もないが、遠くの山の氷河や、カヌーが一艘動いているだけ。静かである。

引き返す途中に、避暑ついでにのキャンプ客を相手にシャワーなどを貸している、カラフルな家がある。そこで地元のラズベリーアイスクリームなどを試すが、なかなかの味である。

エクルート湖とアイスクリームを売っている家

エクルートナ歴史公園へ行く。ロシア正教会の墓地である。イコンを祀っている二つの教会の前には、色彩豊かな木製の小さな墓家が、その数、5−60ある。「Spirit House」と言い、埋葬された死者の上に置かれる。冬の埋葬は全ての凍土の中、大変な労力と思う。公園入り口には、さまざまなセピア色の写真が飾られていた。案内は黒い装束のエスキモー人の髭の牧師である。

魂の家「Sprit House」