火の花の揺らぐ大地や北の夏

登山家の眠る極北記念館


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翌23日(水)、北米最高峰のマッキンリーがあるデナリ国立公園へ向かう。(350マイル、560キロの行程)
 先ず、ホテルの横のスーパーマーケットへ入り、必要と思われるペットボトルの水や果物などを、女性陣が購入。その間、売り場を眺めれば、この州での作物や製品は殆どない。生鮮食料品もみな南より運ばれたものである。従ってアラスカの物価は高いと聞く。ホテル代も夏季料金は本土の約2倍である、軽い朝食をスーパーマーケットに併設されているコーヒーショップで取って、いよいよ出発する。
 最初の目的地はマッキンリーへの登山口であるタルキートナに寄る。あの植村直己さんもこの町から、冬のマッキンレーを目指し、帰らぬ人になった。ここの博物館には、彼に関する展示もある。
現在は24軒しかないこの町には、20世紀初頭までの建物が15軒もあった。ゴールドラッシュ時代の船着場として、また、アラスカ鉄道敷設の拠点として栄えたとある。夏になれば、各地からの避暑客で賑わう。そして、昼食は、冬は山小屋として使っているのだろうと思われるレストランに座った。さまざまな登山グループのペンナントやメッセージが壁に貼られている。日本語もハングルもある。

デナリのロッジにあるバーレストラン

タルキーナの雑貨屋とファイヤーウィードの花はどこにでも咲いていた