メコン越え野焼きの煙いくすじも

日が暮れて眼下の闇の底に野火


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タイ・バンコクで乗り換えて、目的地シェムリアップ空港へ夕七時に予定通り到着。日本とは時差が二時間なので、時計をそのように遅らせる。薄闇のなかに小奇麗な空港ビルに飛行機より直接歩いて入る。
建物の中では入管手続きに手間取る。事前に取得していないために、先ずはカンボジアのビザを取得の手続き。20人ほどの旅行者の列で、待つこと30分。順番が来て、ビザ申請書とパスポートを役人に手渡す。パスポートを手放す時には若干の不安がある。6人の役人がカウンターの中でビザ発行の手続きを遂行している。出来上がり次第、申請者へビザ付パスポートを返却する。観光用ビザへは20ドルをこの時に支払う。この出来上がるまで、また、30分待った。それを持って、いよいよ、入管の窓口へ並ぶ。慎重な役人でここでも約30分待つ。内戦を通じて、また、今のテロなどの情勢から、政治的な不安定な分子の入国に厳しいのかも知れない。真面目だ。が、いま少し早く出来ないかと思う。ようやく、入国し、荷物の通関を終えて、空港の外に出れば、既に真っ暗になっていた。荷物はノーチェックであった。
建物を出たところに、今回の旅行のガイドと運転手が待っていてくれた。意外だったのは、この空港には物乞いなどが居ない。いつも、途上国の空港出口では、大勢の物乞いが付きまとい、身構えるのが普通なのだが、、、。後で分かったことだが、この空港の出入り口に検問があり、関係者以外の立ち入りを禁止していた。
ホテルは空港から20分ほどの場所。暗いが、凸凹でない道を順調に走って無事に初日の旅程を終了した。途中、闇に紫色の灯が見える。説明によれば、食用にするコウロギの補虫灯の由、この現地の食料事情を垣間見た感じがした。結構に美味しいかも知れないが、、道路の舗装修復は日本からの援助と聞いた。

機上よりメコン川

ホテル前の客待ちバイクタクシーとツクツク(二人乗り)