英国<パック旅行>
先ずは、ヴァージン・エアー航空でロンドンへ向かい、そこで、4時間のトランジットを経てエジンバラへの18時間の長旅だ。機内映画を3本観て時間を使い、ようやくの着陸となって、ロンドン・ヒースロー空港が混雑とかで、上空で待機する。旋回する軌跡が画面に映し出され、上空を二周した事がわかる。
ヒースロー空港内での乗り換え時間が結構あったので、フードコートのパブで黒ビールの生を注文、アイルランド旅行以来に8年振りにそのシルキーな泡と味を楽しんだ。このハブ空港は正に多民族の坩堝のようで、さまざまな言葉や衣装が行き交う。そんな人達を眺めながら時間を過ごすのも楽しい。丁度その時間帯に王子が生まれたと数時間後に知った。
しかし、スコットランドは2014年に独立を問う住民投票が実施される。 もし、独立ともなれば、1707年にイングランド王国と合同で作り上げたグレート・ブリテン王国から離れることにもなり、どんな政治形態になるのか、王室との関係、英国国旗などとも関連して議論が姦しいようだ。
旋回中のロンドン上空から
朝凪の沖へ列なす風力扇
主翼下にしっかと夏のテムズ河
米国で生活していた1980年代に、陶器で作られた民芸風の家を集めた事があった。その殆どが英国の昔からの民家で、その中にシェイクスピアの生家もある。
1977年、タンザニアからの帰任途中にロンドンで便を乗り換えたが、その時にここで3泊した。幼子2人を連れていくつかの近場を訪ねたが、40年近く前の事だ。その後、私は仕事で何度も訪ねたが、観光地へ行く事は少なかった。
当初はレンタカーでブリテン島を走ろうと思い立ったが、相当な時間を要する事がわかり断念した。気儘な自由度は無いが、効率を求めるとパック旅行になってしまう。
7月22日(1日目):成田→エジンバラ