
<満席の店内とLetia Gentil>

<伴奏は2種類のポルトガルギター、ギターラ>
<蛸料理は特に絶品>
ファドはポルトガルに生まれた独自の民俗歌謡。二種類のギターを伴奏に哀愁を帯びた歌が心に沁みる。ブラジルなど植民地を手放した後の苦しい時代に下町の最下層から生まれた。この歌は「大航海時代に帰らぬ船乗りたちを待つ女たちの歌」という起源説は、「1974年まで続いた独裁政権の文化政策の中で作られたでっちあげである」とも云う。
予約したファドの店「ファイア」は歌手Letina Gentilが自ら運営する本格的なファドの店。4人のシンガーが唄い、その最後が本人のLetina Gentilだった。その雰囲気は下のサイトで見られる。

<ファドの館「ファイア」にて>
<http://www.youtube.com/watch?v=GNMniSvUpNU&feature=related>カメラの位置は我々の席に近いと思われる。料理も素晴しく、特に蛸とムール貝が秀逸、ヴェルデ・ワインとの相性も良かった。卓にまで本人が来たので、彼女のCDを買って、CDジャケットにサインをもらい、ファドへの想いを強くした。帰りはタクシーを呼んで貰い、心地よくホテルへ向かった。
春雨やアラブ名残りの迷い道 アズレージョの青の涼しきファド館
胸厚き給仕白シャツ黒ベスト ファド流れ皿に井桁の蛸の脚
声かれる老ファド歌手や春惜しむ おおとりはファドの歌姫春ショール

