1027PM (ダージリン)

 ダージリンの町に入り人が急に多くなる。
 その雑踏を抜けて小高い丘にあるウィンダメア・ホテルへ入って、昼食を済ます。


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爽かに田部井淳子の勇姿かな

ダージリンの宿、ウィンダメア・ホテル

秋嶺を雪ヒョウ遠く見渡せり

いらいらと黒ヒョウの吐く秋気かな

オオカミの上目使いに吾睨む

秋日濃しレッサーパンダの尾が動く

この動物園の繁殖プログラムにはレッサーパンダも含まれ、この14年間に47頭が生まれたとパンフレットに記されている。その他にも、ヒマラヤ独自のイモリ、山羊、コジュケイなどを繁殖させている。

 午後は同じ敷地内にあるヒマラヤ登山学校とヒマラヤ動物園へ行く。

 エベレストへ初登頂したテンジン・ノルゲイはこの登山学校の初代校長だ。博物館には初登頂(1953年)に使用された装備やこれまでのヒマラヤへの記録が展示されている。日本人では登頂成功した植村直己(1970年)、女性では世界最初の田部井淳子(1975年)の写真が展示されている。他にも、雪男の手や頭なども興味深く、見ていて飽きない。
 博物館内は撮影禁止になっている。博物館の外にはテンジンの像と墓がある。

 ダージリンの宿、ウィンダメア・ホテルは19世紀にイギリス人の紅茶農園主の邸宅として建てられた。ここでは連泊する。4時過ぎに、ティールームへ案内されクッキーと紅茶を楽しむ。銀のポットを冷えないようにキルトのカバーを被せてある。イギリス人の味わった様な優雅な雰囲気だ。コテージ風の部屋には暖炉もあって、夜露の降りはじめた8時ごろには石炭を燃やし、9時頃になると、メードが湯たんぽをベッドの入れてくれた。

ヒマラヤにはオオカミは多いようだ

動物園は広い傾斜地に置かれ、ヒマラヤに棲息する動物を見せている。お目当ての雪ヒョウだけでなく、雲ヒョウ、黒ヒョウ、シベリアトラなどヒマラヤのネコ科動物が見事に集められている。黒ヒョウと雪ヒョウは網越しの檻に入っていた。アフリカでも黒ヒョウは見る事が出来なかったので、これには大いに感激する。その他、オオカミやレッサーパンダなど出来るだけ自然に近い形での飼育がされていた。象やキリンなどのヒマラヤには棲息しない動物は見る事が出来ないが、絶滅危機種の繁殖プログラムを徹底しているとの事。雪ヒョウは40頭にまで殖えたとか、しかし騒音を嫌うために人目には一頭しか見させない。

動きの黒ヒョウとそれを見ている雪ヒョウ

ヒマラヤ動物園と登山学校の入口とテンジン像の前で民族衣装で記念撮影する観光客