
10月27日−AM (カリンポン → ダージリン)
8時に出発し、先ず、ドゥルピン僧院(ニンマ派)へ向かう。ガイドのK氏の計らいで、この寺の訪問を雲が出る前の早朝に予定変更して、ここからヒマラヤを見ようとした、その臨機応変さに感謝する。
寺の階上からは、目の前に軍の施設、次いで、カリンポン市街、そして、ヒマラヤ山脈と広大な景観を楽しめた。

篭の鶏を売る母子


ドゥルピン僧院(ニンマ派)からカンチェンジュンガを望む


本尊はチベット仏教の英雄グル・リンパチェ
野菜烏瓜の量り売り

ドゥルピン僧院からカリンポンの水曜市場へ向かう。近隣から作物などを持ち寄って毎週水曜日に市が立つ。その近くで車を降りて、ひとわたり市場を横断した。地域の生活が覗けて楽しい。
インドは農作物の種類と収穫量の多さでは世界有数な国だが、このカリンポンでも色々と珍しい野菜が売られている。例えば、野菜烏瓜、丸い唐辛子だ。魚は少なく2店だけで、バングラデッシュからこの日の為に運ばれた、鱸のような魚があったが、種類は少ない。鶏や山羊などは生きたまま売られる。金物屋には鍬や鎌、それに、ネズミ捕りなどいずれも生活必需品なのだ。
小春日や油差されしマニ車
雪嶺を仰ぐ舎利塔みな白し
ながうりや吾によく似たネパール人
背負子軽し秋の茶摘みの女唄
吹きなびく五色の旗も秋めけり
ときおり峪に五色旗の林立がある。五色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、それぞれが天・風・火・水・地を表す。
母子して篭の鶏売る秋うらら
次の茶畑へ移動する女性たち
カリンポンの観光を終えて、ダージリンへ向かう。尾根から尾根へ山並みにそって進む曲がりくねった道には茶畑が次々と出現する。丁度、秋の茶摘みが始まったとか、近隣の村から集まった女性達が朝から夕方までの8時間を茶摘みに費やす。傾斜地のダージリン茶畑は谷底まで続き、また、山を越えてもまた茶畑が続く。
この寺院は1976年にダライ・ラマも訪れて、戒壇には彼の写真が置かれている。本堂の壁には108の経典が納められている棚が設えてある。寺院のまわりのマニ車の回転を良くするために老人が油を差しながらチェックして、その後を老婆が確かめるように回しながら時計回りに寺院を一回りして堂内へ入った。
ガイドK氏から、ダライ・ラマ14世はゲルク派の宗主と云うだけでなく、チベット仏教4派の頂点に立っていると知った。ニンマ派、サキャ派、カギュ派、ゲルク派をチベット仏教の四大宗派と呼ぶ。
み仏はみな金色や小鳥来る
真ん丸のトウガラシらし異国です
五色旗(タルチョー)これは可なり大がかりだ。


秋の茶摘みが丁度始まったばかりだ。ダージリン茶は摘まれる時期によって、新茶(3〜4月)、二番茶(5〜6月)、夏茶(7〜9月)、秋茶(10〜11月)と分類される。
秋の茶摘み風景
カリンポンの雑踏を走る目のあるトラック