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 このツアーは、先ず、成田からオーストリアのウィーンへ入り、そこからオーストリア航空の国内線でクラーゲンフルトまで空路を使う。スロベニアやクロアチアへの日本からの直行便は無い。

 最初に訪れた1980年代のオーストリアの入国では旧東欧圏からの家族での難民が多く、入国審査に時間を要していた。今では、EC圏とその他の国との窓口が分かれているだけで、隔世の感がある簡単な入国審査だった。

 国内線の出発までの6時間を利用して、旅行社が調達したバスでウィーンの中心の国立オペラ座まで行き、時間制限の自由行動を取る。天気は不安定で、途中で夕立にあったが、この街のシンボル、シュテファン寺院や王宮を外から眺める時間はあった。

夕立や一斉に引く大道芸

 1993年にアメリカ在住中の夏休みを利用して、ウィーン在住の友人を訪問した。その2度目の訪問の頃と比べて変わった印象は無い。古い建物の修復が多いのは観光立国を目指しているのだろう。賑わうケルントナー通りで夕立にあったり、王宮前でウィーナー珈琲を味わったり、短かったが良い時間を過ごした。

夕虹や王宮前に馬車の列

ウィーン・ケルトナー通り界隈と王宮前のピンクのマロニエの花

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 ウィーンからクラーンゲンフルト空港へ50分の国内便で22時過ぎに到着、ここで、スロベニアの大型バスが我々26名を迎えて、陸路の旅が始まった。バスは20キロほどでスロベニアの国境を検問も無く越えて、その先30キロでブレッド湖畔のホテルに到着した。時間は深夜12時を過ぎていた。初日の移動は、自宅を出てからこのホテルまで継ごう26時間だった。

どのチョコも涼しき顔のモーツアルト