最初はスカイラウンジのバー。九龍酒店ビルの最上階で香港の夜景を楽しみながら食前酒だけを楽しむ。ここは比較的新しい人気スポットで、香港島の夜景を観ての食事する欧米人が多いらしい。

(九龍酒店最上階のバーから香港島の夜景)
(凍蟹のある潮州料理店の厨房)
(夜になって人出がますます増える九龍の尖沙咀)

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看板は踊る灯ばかり夜半の春

春暑し圧倒的な広東語

すっかり上機嫌になって尖沙咀の繁華街を歩けば、九時や十時は宵の口で、活気溢れる喧騒は返還前と変わっていない。
早朝出の我々はホテルへ戻って休んだが、この賑わいは夜半過ぎまで続いているようだ。

我々は潮州料理専門店へ連れて行ってもらう。
潮州料理の特徴は、海鮮でも生ものは無い。そして、今ひとつの特徴は食前食後に出される工夫茶。濃い茶を盆に置かれた器にこぼれる様に注がれる。

あっさりとした味の潮州凍蟹と云う潮州特産の花蟹が板場にいくつも吊るしてある。義弟は店員とも話しながら3人に適当な料理を選んでくれた。

近況を話しながら、そして、紹興酒を酌みながらの海鮮は絶品である。潮州料理だけの専門店は横浜の中華街にもない。

六時にホテルのロビーで義弟と待ち合わせている。彼は単身赴任で、ここを拠点に中国全土を商域として飛び回っているが、丁度この時には香港に居てくれた。何しろ香港には二度目の勤務で、知り尽くしている香港の夜半の観光を任せた。