・象牙の彫刻
帰国した後に、ワシントン条約が締結されて、象牙の売買は禁止された。それ以前には、国の輸出品として、規制はあったが、取り扱われていた。その規制は取り扱うにはライセンスが必要で、密猟を防ぐために、象牙に番号を刻し、重さの表示とともに記録されていた。一本10kg以上の象牙は国外への持ち出しはならなかった。小さな小物の彫刻は規制対象かどうか分からなかったが、マコンデと一緒によく売られていた。今ではそれすら売買は禁止されているのだろう。

当時は大らかに10kgの象牙で、麻雀牌や印鑑がいくつ取れるかなどと話していたが、そんな事は、今となっては自然保護からはあり得ないのだろう。
象は象牙の装身具を身に着けた女性をすばやく見つけると言う話も聞いたが、本当かどうかは疑問だが、話としては悲しく頷ける。
象牙らしき小物には、えらく安いものもあるが、豚の骨、かばの歯で似せた物もある。大変に白っぽい。気にしなければそれで十分であるが、逆に本物を知らないと、高い値段で騙される事もあるので要注意。
・トムソンカゼル
この鹿は東アフリカのサファリでもっとも良く見ることができる羚羊類で、サバンナを群れを成してとび回っている。肉食動物の餌食になることも多いが、優しい面立ちである。
別に狩猟したわけではないが、首から上の剥製を買った。適切な手続きをして、日本の検疫も通過した。ところが、小さな動物と思ったが、その剥製は結構の大きさで、置き場に苦労した。
(奥行き60cmx高さ100cm)
日本の湿度で、直に腐敗するのではないかと危惧していたが、十数年の米国赴任中を経ても、未だにその勇姿は崩れない。
なかなかの剥製技術と感心している。
自宅の壁に優しい目で掛けられている。
