・ザンビアの民芸品
ビクトリアの滝へは、ザンビアの首都、ルサカを経由して行く。二度訪問したが、一度は日本からわざわざタンザニアへ訪問してきた、私と家内の両親、そして友人夫妻も含めて、この滝へ連れ立って観光した。
この滝は今のザンビアとジンバブエの国境に位置して、その雄大さは国境を渡りながら見ることができるが、当時はザンビア側からだけであった。独立前の北ローデシアとはお互いに国交はなかったのである。
水量は世界一を誇る滝でザンベジ川に横断する亀裂に落ちる。
滝のそばのホテルに宿泊して滝を堪能する。夜のホテルのラウンジでは、我々への挨拶として、「ブルー・ライト・ヨコハマ」をバンドが演奏してくれた。
そして、帰路についたのだが、その飛行機が突然、主翼から煙が出て、急遽、元のリビングストン空港へ戻るハプニングがあった。煙のまま着地する飛行機と、それを追うように滑走路を走る消防自動車を機内から眺めていた。事なきを得ず到着したが、乗務員の動きは慌てていた。そして、次の飛行機がルサカより来るまで、空港待合室で6時間以上も待たされた。
その日はルサカで泊まり、翌朝、ダルエス・サラームへの飛行機までの時間をルサカの目抜き通りで買い物をした。子供も含めて10人の我々の団体に、あやしげな、ならず者が獲物を狙うように遠巻きについてくる。危険を感じて、とっさに近くの土産物屋に飛び込んだ。店の人の話から、やはり札付きの悪だった事を知る。しばらく、その店にいて、安全を見て飛行場へ向かった。そんな事のあったザンビアの民芸品も想いが深い。
写真の右上はザンビアの面(縦80cm)、その下は珍しい魚釣りのデザインを施した飾り皿(直径30cm:銅はこの国の主要産品)


・櫛
アフロヘアーは世界的に、かなり流行してきたが、女性たちは縮毛を整える技は、さらさらした毛髪を持つ他民族の女性からは想像しがたい手間がかかる。5ミリ位に丸まってしまう毛を伸ばしたり、それを畝の様に纏めたりして飾っている。束ねて紐で括って綺麗に整った女性の頭を見ると、随分と時間を掛けたのではないかと思う。小さな部落のマンゴの木の下で、姉妹がお互いの整髪をしているのは微笑ましい。使う櫛はやがてデザイン化されて飾り物にもなって売られていた。

写真左:櫛(左端はタンザニアの地図を中央にデザイン、右の二つは実用品、全て黒檀製)
写真右:女性の髪形が美しい象牙の彫物
