正月やうからはらから皆笑顔
年玉の袋ゆきかう大家族
年新たマサイは槍を遠く投げ
サバンナにキリン影引く初明り
<一月の日本>
お飾りをゆらし隅田のポンポン船
仲見世や異人春着と自撮り棒
遊郭の朝はひっそり寒紅梅
踏切や頭のてっぺんから寒い
大雪やバーテンダーは占い師
<二月のシカゴ>
二ン月やシカゴ大地は凝固せり
バッテリー毛布に包み地下室へ
地吹雪や尾灯が赤くまた点る
戞々と歩くスケート靴の子ら
深雪にどさりタイムズ日曜版
手作りのゲレンデ庭にありにけり
見晴かす地平線まで遥か雪
人日やコンビナートの灯の増える
息白しパラリンピックの伴走者
探梅や拭いたばかりの茶屋の椅子
料峭や攘夷犠牲の露人墓
2月の回春院
横浜外人墓地
皆既月食(1月31日)
句集『縞馬』:日本のサファリ<2018年(平成30年)−1>
浜名湖にて
最後の平成となる30年の新年を迎えた。毎年の恒例として子供や孫たち全員と過ごすが、今年は浜名湖畔のホテルに集まった。親戚家族も一緒で賑やかな正月となった。
宿の近くの舘山寺へ初詣をし、宿の食事は名物の鰻は食べ放題、そして、遊園地などもあり、大人も子供も大いに満足したようだ。
ただ、浜名湖へは車で行ったが、途中の渋滞には改めて帰省ラッシュの厳しさが実感できた。往きには由井での交通事故による道路の封鎖で3時間も東名道路で止まったままで待たされた。また、帰りにも新東名と東名道路がマージする御殿場付近では動きが止まってしまった。致し方ないので、御殿場ICで地道の246号に逃げて何とか帰宅した。
正月明けもいろいろなグループの新年会があり、俳句やゴルフも続けて結構忙しい。湘南にも雪もあったが、日本海側では連日の豪雪が放映されていた。