江の島の寒中渡御

句集『縞馬』:日本のサファリ<2017年(平成29年)−1

遊行寺の節分会

伊豆スカイラインからの初富士

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今年もまた新年は子供や孫たちと伊東温泉で過ごした。4回目ともなると同じ宿となってしまうのだが、孫たちの成長があるので新鮮で楽しい大晦日と元旦を過ごす。

天気にも恵まれて、往復とも伊豆スカイラインを走って素晴らしい初富士を見ることが出来た。宇佐美のミカン狩りも楽しみ愉快な時間だった。

二日に帰宅して、三日は道路脇に出て箱根駅伝の応援など恒例の流れだ。その間、子供の家族達が出たり入ったりする。

成人の日には江ノ島寒中渡御を観る。成人を迎えて若者たちに混じって、俳句誌『波』の句友Y氏自身も担いで元気の良いところを見せていた。

「波」を始め俳句会の新年会などとゴルフも入って、結構に忙しい1月だった。

また、遊行寺の節分を見物したり、新しく出来た藤沢郷土館を訪ねたりして近場を楽しむ。

コンビニの一つまた増え犬ふぐり 



空港に刺客が潜む春の闇  



恋猫の濁声高し閻魔堂  



入念な艇の手入れや日脚伸ぶ  



静かさや猫が留守居の海女の小屋

初富士やまがりくねった伊豆の尾根 



初凪や礁の鳥に動きなし  



初風呂へ飛び込む男女の四歳児  



お飾りを鼻に揺らして旧車練る 



正月や赤信号の間も宜し 



改札へゆるり春着と盲導犬 



酒瓶の空にてならぶ路地五日 



浜渡御へ褌きりり新成人 



江の島や漢を魅せる寒の渡御 



福豆を先ずは白寿の僧が撒く 



芝目つよし富士山颪と云うべしや 



電線にドレミドレミファ寒雀 



五人目の孫はおのこよ春近し 



干し蒲団どのベランダも陽を集め 



着膨れの詰まる車輌へまだ詰める 



福豆を先ずは白寿の僧が撒く 



海苔の向きしっかと定め恵方巻

宇佐美の蜜柑園にて孫たちと