句集「縞馬」:日本のサファリ<平成20年―6>
自分の俳句を筆で書く。それを平塚八幡宮へ祭の燈籠用に献納する。或は、田口雅巳画伯の絵も入った色紙として地元の展覧会に飾られる。そんなユニークな経験ができた。



<平塚八幡宮の燈籠と田口雅巳画伯とのコラボの色紙>
吟行は、代々木公園、富士一周、新宿御苑、そして、ゴルフと併せた函南と多いに秋を満喫した。
書道の錬成会なるものに初参加した。半切り以上の作品へ、墨汁は使わず、墨を磨る。知らずの参加で、墨も硯も安物は使えないことが分かった。先生からこれらを借りて何とか作品にしたが、奥深い書の世界の一端を見た。


梅もどき猿はいつから他人かな
天高し太郎次郎の杉二本
絹雲や富嶽向きかえ貌をかえ
壮年の発声練習万年青の実
墨淡き万葉仮名や式部の実
実むらさき天璋院の墓へ雨
ノーベル賞どっと日本へ豊の秋
爽かや貧しき腹へ内視鏡
啄木に明治髭なし秋灯下
色落とし冬の沢蟹遁走す
ワンオンし釣瓶落しのフォーパット
広間には作務衣の書家ら文化の日
夕暮れて河童の宴曼殊沙華
黒猫のじっとベンチに黄落期
億年後ここはフィヨルド鰯雲
<御殿場浅間神社の太郎杉>
<函南ゴルフクラブより>