句集「縞馬」:日本のサファリ<平成19年―4>白い北海道V

最終日は長時間のドライブ。十勝平野から富良野を通過した辺りで、次第に天気も安定して来る。広大な北海道の白銀を堪能する。狩勝峠を越えてまた雪になる。太平洋側は晴、日本海側は雪が多いのだと実感する。

この日の目玉は旭山動物園。規模や珍種などでなく、展示の工夫で動物の生態に親しめ、人気の動物園。殆どのツアーに組み込まれている。白熊のダイブ、雪にライオン、ペンギン散歩など楽しんだ。

白銀の十勝平野や春の虹

深々と眠る富良野の雪へ雪

動物園を発って、幾つかのトイレ休憩を兼ねたみやげ物屋を経て、バスは新千歳空港に到着し、そこで解散する。
東京への最終便にネクタイ背広姿が多い。待ち時間だろうか、飲みながら出張者が現地駐在を慰めていたのが、印象的だった。
フリーな我々は、北海定食などで夕食を済まして、最後までお仕着せ旅行だったと反省もしたが、結構、楽しんだことも事実。今回のバス乗務員の機転はすばらしかった。交通が不自由な冬はやはりパック旅行かもしれない。

安いし・・

<十勝平野の日高連山>

猿山のボスが決まるか雪合戦

白熊の獲物は人か窓の雪

春吹雪ライオン吠える旭山

春雪や虎の尿の注意札

ペンギンの散歩日和や春の雪

ペンギンの列へ人侍す北の春

札チョンや春告魚の姿焼


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ゆばり