句集「縞馬」:日本のサファリ<平成17年(2005年)―2>
二月はトルコへ旅行をして、三月はそこで作った句や写真を整理する。
回春院へも二三度足を運ぶ。このプロジェクトを句友へ紹介したり、現地へ一緒に行ったりする。たちまち句となる。それぞれバラエティーのある感性で、回春院の自然の豊かさを詠ってくれた。季節ごとの句を作者の了解を得ながらまとめ、プロジェクトの資料の糧に加えたい。

路地裏やなにかにぶつかる空っ風
潜水艦河豚一匹を追いかけて
寒満月バイク一灯走り来る
離れゐる子の誕生日冬苺
春雪を蹴散らし下る南部駒
冴え返る今朝も歯磨倒立す
美術館ハイヒールの音冴え返る
生徒らの手書きポスター駅は春
春陰や腰越状の墨掠れ
のどけしやそこのけそこのけ江ノ電通る
(上)汐留のビル
(下)鎌倉宝戒寺の枝垂れ梅と源平梅