俳句誌「波」会の一泊の吟行バス旅行に初めて参加した。47名の参加者の平均年齢は高いが、元気な好奇心の強い年寄りが逞しい。秩父の札所を三箇所と三峰神社へ上る。高度のある三峰では、好天下、周囲の山々の紅葉を満喫した。
奥秩父で宿泊句会。人数が多いから、句会に時間が掛かる。その後、宴会、そして、温泉と順序がいつもと異なる段取りであるのは致し方ない。
秋の句会−2



翌日は雁坂峠を経て、山梨に入り、雨になった。雨もまた良い、恵林寺、天目山・景徳院と武田家の所縁の寺を訪問する。父母共に甲州出身で、特に、母の実家の過去帖によれば、母方の祖先は武田勝頼が天目山で織田に敗れ、滅亡した時の家来だったらしく、(多分?)落ち武者として、富士川の狼煙場辺りに住み着いたとある。とても身近に哀れみを感じた。
他には宝石庭園やハーブ庭園、ワイン工場の見学が組まれ、この土産コースでは甲州商人の巧みな口上で、次第に荷物が増えた。

堂裏の水子地蔵へ千歳飴
逆光の中の武甲の冷まじく
秩父路や野菊の数ほど野の仏
三峰へ峪より速し秋日陰
山影の蕎麦干す棚を覆ひけり
秋時雨瓦に金の武田菱
紅葉峪ぐるりと上るループ橋
瞑すべし生害石へ散紅葉
一番札所:四萬部寺の観音堂
四番札所:金昌寺の酒呑(禁酒)地蔵
三峰神社本殿(上)
天目山:景徳院の勝頼親子供養の地蔵(下)