四川省の最後の観光日。先ずは楽山の大仏へ向かう。天気は朝から晴れて、昨日は霧の峨眉山が、この日は後ろ遠方にはっきり見える。
楽山大仏は高さ71mの世界最大の石刻坐像で、岷江を望む姿で赤い地肌の凌雲山に彫られている。この地で多かった水難と水害を鎮めるために、凌雲寺の海通和尚が、唐の玄宗皇帝の時代に、寄付を募り造り始めた。90年の歳月を要したらしい。
次いで下船して大仏の耳の近くまで歩いて登る。今はすっかり観光ルートとして整備されている。凌雲山の散在する仏閣を見物して下山する。この辺りには人力三輪車もあり、客待ちの長い列をなしていた。
昼食後に楽山市から成都に戻る。
三国志は諸葛孔明を祀った武侯祠を観光する。変遷はあったが、4世紀に作られた由、周囲を赤壁で囲まれて、今は主君の劉備を祀った漢昭烈廟の裏にある。三国志にゆかりの資料や清時代の人形もある。中でも、書と石工の技をもって「読んで泣かぬは人に非ず」と云われる孔明の出師の表を刻した石板は見事。
ツアーの苦痛は土産屋。この日も2回組まれている。トイレ休憩と兼ねているので、止む終えないのだが・・
杜甫草堂など成都の観光地は見ないままで、淡水真珠の店と友誼店。各々40分も時間を取られる。淡水真珠の店では、退屈しないように様々な説明をして客を愉しませてはくれたが、、、
右の黄色の真珠は最高級らしい。値段は10万元位。
添乗員の話だと店との契約で時間も設定されているらしい。行かない場合はレポートが上がるとか。ツアー料金へのキックバックもあるのだろう。
夕食後に成都から上海へ向かう。深夜にホテルに入り数時間身体を横にして帰国便へのキツイ旅程だったが、13年振りの上海の町の発展を移動のバスから眺められた。リニアーモーターや浦東の開発に目を釘付けにした。
宿泊ホテルが旧租借地の近くだった。
妻は上海租界で生まれた。朝早く少しだけ歩いたが、古い建物を残す形での再開発が行われている。
また、ゆっくりと歩きたい街だ。






先ずは船で河から眺める。真正面に船を置くまで順番がある。巨大な大仏が逆光の中で後光が降り注いでいるようだ。
船着場へ戻るまでに、船尾からの景観は涅槃仏のように山と島が見えるとか、確かに見えぬ事はないが・・

楽山の青嶺や大河に弥陀眠る
大仏の耳より下る日傘かな
清濁の河の境目根なし草
大仏の前を流れる布袋草
布袋草弥勒菩薩の化身とや
赤壁に筆の涼しき出師表
すいしひょう
万緑や反り屋根しるき左鼓右鐘
鬚と髭垂れて涼しき諸葛亮
草茂る未掘の劉備玄徳陵


枇杷二つ買うて機上の人となる
梅雨雲を追い越してゆく帰国便
豊かな田園が広がる四川盆地、成都を中心に進む工業化、国際化、発展する中国の一端を見ながら空港へ。
青田貫く鉄道貨物は軍用車
青あらし黒子の話を聞かされて
まくなぎや十三億人競い合う
へいず
<黒子:一人っ子政策下の二人目以下の子供>
峨眉山遠景
楽山大仏(凌雲山にて)
楽山大仏(船から)
楽山睡仏(凌雲山などで仏が仰向けに寝ているように見える)
武侯祠の孔明像と好きな建物
凌雲寺大門の布袋像
上海のホテルから旧租界が見える