4日目(ウラジミール→セルギュフポサード→モスクワ:寝台列車)
ウラジミールから先ずはセルギェフ大修道院へ向かう。先ずは近くの小高い丘からこの大修道院全体を眺める。写真スポットとして人気がある場所だ。
そこから壁画も新しい門の中へ入ると、修道院の敷地には神学校もある一大伽藍となっている。キリストの三位一体を修道しているらしい。観光客も多いが、ミサのために敬虔な信者もかなり来ている。因みにミサの間は座ることは許されない。黒い服の聖職者や、併設されている神学校の学生も多い。結婚式を終えた新郎新婦とも出会った。ソ連崩壊で一気に復活した修道院なのだ。
小鳥来る三位一体修道院
聖堂の床はモザイク石の冷え
光背は斜め聖母の秋思かな
気球めく彩色の塔鳥渡る
修道院を後にして、モスクワへ向かう。夕食を取っても、夜行寝台車の発車時間までの間、モスクワ市内の観光をガイドがサービスしてくれた。チャイコフスキーがヒントを得た「白鳥の湖」の池や、モスクワ大学の高台など、短い時間を楽しませてもらう。
モスクワにはスターリン・クラッシク様式の建物が8つある。スターリンがニューヨークの摩天楼に負けないビルを考えて建てたとか、モスクワ大学の建物はその最大なもので、高さは236mある。使いにくそうなビルで、以前に訪ねた、上海の展覧中心ビルを思い出す。
モスクワ発サンクト・ペテルグルグ行きの寝台車はコンパートメント方式で、薄型テレビもあって、ユーロの衛星放送を受信している。バスケット朝食も用意され、少し狭いが寝心地よい。各車輌に一人ずつの若い車掌がつく。トイレも車輌に2箇所ある。
弦月や寝台列車の若車掌
雁行のしんがり未だ北の池
<↓トロイツェ・セルギエフ修道院とその内部二葉>
<モスクワのこの湖畔でチャイコフスキーは「白鳥の湖」の構想を練った>
<モスクワ大学の高台よりの夜景>
<寝台車の車掌・我々の車輌は男性>
スーパーにウォッカいろいろ月白し