百済〜新羅路・急ぎ旅(2006年3月22日 → 3月26日)
いつでも行けると思って、海外旅行で韓国は後回しにしていた。ところが、昨年来、西九州の旅行で韓国との近さを実感し、回春院の住職の韓国贔屓や、更には、「チャングムの誓」などを見て、ここは矢張りひと目でも観たいとの気持ちになった。
適当なツアーを探して、結婚直前の長女も一緒の3人で4泊5日の旅に出た。
初日
羽田から飛べる国際線が有難い。韓国は金浦空港で、ここも、国際線の離着が少ないので入国の流れは判り易い。
李さんと云われる60歳の女性ガイドとツアー客16名がバスに乗り込む。
この日は、そのまま、約180キロを南下して太田(テジョン)郊外の儒城(ユソン)へ向かう。車窓からの景色は日本によく似ているが、ハングル文字の世界が外国と感じさせる。
宿は前回の日韓共催のワールドカップでベスト4まで進出した韓国チームが宿泊したらしく、記念の写真やサインのあるトロフィーが飾られていた。その時に建設されたサッカー場も太田にある。
この辺りは朝鮮人参の栽培も盛んで、陽射しを避ける黒い覆いをした畑が多く見えてくる。
艀だけ動く朧の羽田沖
雲抜けて春の眩しさ限りなく
春塵の車道に煎餅売る少女
ここは数少ない韓国の温泉地で、大浴場が隣接している。
41度、48度の温泉と水浴の三浴場を備えた大きな空間で、また、塩を使ってマッサージするベッドもある。48度の風呂は一分入っただけで身体が赤く染まった。日本のゴルフ場の風呂場と似ているが、シャンプーやリンスは備えていなかった。これは環境を考えての韓国では一般的な事らしい。
<ワールドカップが行われたサッカー競技場>
<サインの入ったトロフィー>
雁帰る非武装地帯の更に先
<旅のルート>