7月23日(土)
AF5004            パリ/シャルル ド ゴール(10:15) → ダブリン(11:15)
ダブリン空港 → キルケニーへ

予定通りダブリン空港に到着し、レンタカー手続きも遅滞なく借りられた。プジョーと思っていたら、三菱車だった。マニュアル車は昨年のフランスでのドライブ以来で、慣れるまで嫌なものだ。しかもサードのギアーは最後まで入りにくかった。更に、この車はウィンカーのレバーとワイパーのレバーが左右逆で、この最初の日の雨に何度もレバーを間違った。

そんな状態で運転していて、また空港から南は道路工事とあって、うろうろとしている内に、標識を見間違え、ダブリン空港から予定していなかった混雑している市内に迷い込んでしまった。これを抜けるのに時間を取られる。時間を節約するために、当初、予定していたグレンダロッホへ寄るのを諦めた。

国道N11を南下すれば、13−15世紀にこのレンスター地方の宗教上の中心だったFernsを偶然に通り、そこで少しの時間を取った。13世紀に建てられた礼拝堂の遺構と新しい礼拝堂が雨に濡れていた。

周りは墓が50ほどあり、墓誌には古くは11世紀と刻されているのもある。ただ、その後何度も見るハイクロスの十字架はこの墓地には無かった。太い十字の石碑の交差に丸は彫られている。

このB&Bは街からは7−8キロ離れていた。名前は「Churchview」で、窓から小さな教会が見える。

鍵を受け取った後、夕食を市の中心にある名物のパブ・レストランへ車を走らす。パブで黒ビール(ギネス)の生を注文し、その後、メニューから、ラムをベースにしたアイリッシュ・シチュウと茹ムール貝を食う。ビールも食事も美味い!

↑Fernsの教会墓地の十字架後は11世紀の石碑

悪天であるが、少し小雨になってきた辺りで、道の脇に苺とポテトの即売所が出ている。早速、摘みたての苺を買う。車を急がせて、宿へは6時過ぎに到着した。初めてのB&Bで、ここは日本からネット予約しておいた。

←道脇の苺売りと

7月24日(日)
キルケニー → ミドルトン 

キルケニーは最古の街の一つ。先ずは、ヴィクトリア朝の風格を残した12世紀からのキルケニー城を見学した。この日は雨が更に強く、屋内の観光が良い。

10時の開門からグループガイドの仲間に入って、城内を見学した。一部は公共施設としても使われている。小一時間のツアーが終る頃には、観光バスも乗り付けて、入口は混みあっていた。ガイドには英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語をある。最初の英語に付いたので、少しは理解できた。

雨のキルケニー市内を散策し、昼食を中華麺で済ます。しかしながら、これ以降はB&Bの朝食が重いので、昼食はなるべく簡単にする事とした。水のペットボトルなどをスーパーで購入して、車を走らす。

地図を見ながら、国道から地方道も使って南下する。両面通行の狭い道だが、町を通過する以外は100キロ制限である。人が飛び出す心配はないのだろうが、木々の緑が両側を壁になって続いている。ここは80キロ位で走る。

雨を考えて、アイルランド第二の都市であるコーク観光の予定を避けて、近くのミドルトン蒸留所の見学に替えた。アイリッシュウィスキー(JAMSON)の展示館である。蒸留の過程が、アイリッシュは3回、スコッチは2回、バーボンは1回との説明がある。これらを試飲して比べる催しもある。ウィスキー工場の見学は初めてだったので、他の見学者と共にその歴史を含めて楽しんだ。

宿はこの蒸留所のある受付からミドルトン郊外のB&Bを紹介してもらった。ここは比較的新しく、女主人の経営だった。

夕食は近所のホテルのレストランを使う。ホテルは夕食機能を持たないB&Bの客も取り込んで、共存共栄なのだ。

蒸留所の入口→

↓ミドルトンで泊まったB&B

あか

青芝のそこは明かるく雨の城


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高みつつ泡のちぢまる黒ビ|

銅の口より滴りぬウィスキ|

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教会も城も寂しき避暑の雨