

岩哭かせ春濤斜めに吹き上げり

くさめすな丸い巨石が山壊す
牡蠣割って少年たちまち皿へ盛る
九日目、Bicheno,Freycine国立公園からホバートへ戻る
旅の終盤である。翌朝、タスマニア島東海岸に沿って南下する。先ずは、Bichenoの磯へ行く。港では、をペンキで塗りなおしている1隻と海に2隻の漁船しか見えない。油での汚れなど全く無い海水。そして、岩に生えている昆布が寄せる波に揉まれている。Blow Hole(潮吹き穴)では波が打つ度に、岩礁の穴から空へ砕けたしぶきを上げている。
次にFreycine国立公園へ車を乗り入れる。入り江と半島の入り組んだ景観を楽しむには、車から降りて、徒歩で急な岩山を登る。巨大な岩が積み上がった岩山で、転がり落ちそうな不安定な岩の間を登ってゆく。約一時間で美しい海岸線を持つワイングラス・ベイの展望できる場所に着く。
しばらく、楽しんだ後で、最後の300kmの行程をホバートへ向かって発った。
最後の晩餐は安くても腹一杯の生牡蠣を食べようと、タクシーで港の一流レストランの経営するファストフード風パブへ行く。ワインも用意されていて、おおむねレストランの半額。その代わり、カウンターへ出向いて自分でワインやFoodをテ―ブル持ち帰る。レモン一振りの牡蠣をこれほど食べたことはない。
腹一杯でホテルに戻り、カジノを覗く。ルーレット、スロットル、ブラックジャックなどが目に入ったが、このタスマニアで一番のカジノも規模的にはラスベガスのごく普通サイズ。少し、後ろ髪を引かれたが、現地通貨の残金も無いので、部屋に戻って寝た。同行のIさんは、ルーレットで当たったとかで、翌日、ご機嫌だった。
ともかくも、無事故で、二台のレンタカーを継いで3000キロを走った。無理もあったし、無駄もあったが、パッケージ旅行にない、いろいろな場所に行けた。そして、なによりも、人のやさしさ、心の豊かさには感激した。道に迷った時には、いつも、丁寧に教えてくれるオージー(Aussie)だった。ホテルも空港も田舎のレストランやガソリンステーションの人も、、。