
5月26日PM
昼食後、国境を通過してスロベニアの首都、リュブリャナへ向かう。クロアチアの通貨クーナも使いきってこれからはユーロ圏だ。
広大な平野が続くが、牧草地帯が葡萄やホップの畑に変わって来る。そんな田園地帯を、欧州の近隣国からの自転車や単車の一人旅を何人も車窓から見える。
牧草地の多いクロアチア

スロベニアの首都リュブリャナの宿は市街の中心から離れている。17時に到着し、夕食後は何も予定がない。ホテルの裏のスーパーマーケットを覗いてみた。地の食材や酒、それに観光客への土産菓子などが並んでいたが、注目するものは無かった。



リュブリャナ城への透明なケーブルカー
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城の塔からリュブリャナの町を眺める
日もあるので、タクシーに15分程乗って、町の中心へ出向いた。山の上のリュブリャナ城へケーブルカーで登り、町全体を眺める。このケーブルカーは透明な箱で極めてモダンだ。城ではファッションショーがあるらしく、着飾った人達が広場に集まっていた。物見の塔に登って、日没まで360度の景観を楽しむ。
花石榴ユーゴは六つの国になり
市の象徴の竜の橋
帰国後、NHKの「世界ふれあい街歩き」でリュブリャナが放映され、気ままな散策だったけれど、この町の見るべきところを歩いたと確信した。
国越えや残り通貨でビール買う

5月27日〜28日
リュブリャナの宿からオーストリアのグラーツへ陸路を走る。窓の外には、更に、麦やブドウ、それと麦酒のホップ畑も見える田園地帯が増えて来る。オーストリアへの入国はなんの障害も無くバスはそのまま通過した。2時間半でグラーツ空港へ到着する。バスのトリップメーターは1826キロの行程だったと示しているとの事、安全に徹した見事な運転手だった。
帰路も同じオーストリア航空機でウィーンへ、1時間半の乗り継ぎで、東京へ発つ。帰りも満席に近かった。
帰国後、バルカンの歴史や旧ユーゴについて本を読み、極めて皮相的なツアーであった事を改めて知る。セルビアやマケドニアなども併せて旅行をしたら、更にいろいろと見る事が出来ただろう。でも、これ以上の留守は出来ない今の状況では上々な旅だった。後は本などでバルカンの旅を膨らまそう。
透き通るフニクリフニクラ夕焼け空
月涼し竜の羽ばたく古都の橋
城の物見塔への粋な階段
広場に立つ詩人プレシェーレフの像
城から下り、町をしばらく散策した。リュブリャナ川の流れる夕暮れの旧市街は、赤煉瓦の屋根が折り重なるように並んで幻想的だ。
ガイド無しなので、気ままな散策だが、見どころを逃す事も多い。それでも、市の象徴である竜の橋、中心部のプレシェーレノフ広場や三本橋などへ行き、勤め人や学生たちが大勢集まっているテラスでアイスクリームを買って食べながら歩いた。学生が多い町らしく、中世からの広場には若者ばかり目に入る。
この町は500年に渡る神聖ローマ帝国の支配の後、オーストリア・ハンガリー帝国に組み込まれ、ハプスブルグ家の下で発展を遂げた。現在はスロベニアの政治・経済の中心として27万の人口を擁している。