今年も賑やかな新年を浜名湖畔で迎えた。初詣も舘山寺と決まっている。孫たちの成長には目をみはるばかりで、健康に育っているのは何よりだ。動くスピードには、とても、ついて行けない。
浜松の動物園へ親戚A家の家族と遊ぶ。立派な施設の動物園で、安全を配慮しながら、広大な敷地に出来るだけ自然の環境を作っている。
↓の写真は舘山寺の初詣風景と浜松動物園
今年の年賀状の二句
地球儀をゆるりと回す年始め 加えて 百歳でエイジシュートや初寝覚め(ゴルフ友達へ)
正月の句など
凩や闇突き進む内視鏡 初富士や何処まで走る觔斗雲
目出度さや象舎の前の松飾 天地にまあるく在す淑気かな
歌留多読む幼の声をしばし待つ 強北風や岩に固まる猿団子
福耳のはみだしている冬帽子 節料理飽きてカレーと福神漬
福引を仕切る福相副店長 冬山に貼りついているゴルフ場
海光やオープンカーの冬帽子 寒の入り身体が小さくなる心地
竜神の洞へ寒潮渦巻けり 寒紅の濃きも薄きも美くしや
波誌掲載句
1月号<初景色:ラスベガスにて>
旅に来て賭場みて今年はじまりぬ 峪底を這うやセスナの初景色
短日やフーバーダムで進む時差 象突と消す手品師の初仕事
指細きカジノディーラー初笑顔 ウェディングチャペルの寒き灯の揺れて
レッドロックキャニオン徐々に明らむ淑気かな
2月号<大雪:ニュージャージー州にて>
大雪や早く帰れと合図あり 雪封鎖ハイウエーには逃げ場なし
ワイパーの散らす闇夜の六花かな 延々と動かぬ尾灯雪しまく
地吹雪の吼える車内の一夜かな トレーラーの陰にふたりの雪女
塩を撒く除雪車ハナに車列かな
波新年会への2句
大峡谷セスナ初日の影を飛ぶ 指揮棒の最初の振りの淑気かな
句集『縞馬』:日本のサファリ<2019年-1>