句集「縞馬」:日本のサファリ<平成18年(2006年)―1>
暖冬予報だったが、この冬は寒く、また、この湘南にも積雪があった。
北国や、雪国での四メートルにも及ぶ積雪で、家屋の損壊、雪下しなどによる墜落など被害が連日報道されている。
恒例の箱根駅伝は、亜細亜大学が総合で初優勝した。武蔵野にあって、昭和30年代に大学として設立された。大学時代に武蔵野大学自動車連盟の仲間として交流訪問したことがあるが、応援団の勇ましい「あ〜じあ〜!」の復唱が今も記憶に残っている。
回春院の提案も最終的な段階に入り、ご住職の幽谷の谷戸の保存への想いを、一枚の補遺として、まとめた。
同じメンバーでの鎌倉西口再開発提案コンテストの会合も終盤に入っての何度かの会合を行う。実際に町並みを歩き、鎌倉らしい町の活性化を図るのが目的。専門家A氏が軸となっているので、心強い。
<藤沢橋の駅伝の応援風景>
<北鎌倉:多羅葉樹の実と雪>
伊勢海老の髭のはみ出る蒔絵重
駅伝へ神楽太鼓の三日かな
初市や柱時計を地に寝かし
鮭干され反乱軍の面構え
立山の壁に谺す鰤起し
冬帽子壊したビルの底を這う
ペダル踏む耳から寒に入りにけり
寒雷の一喝禅の寺を辞す
大仏の螺髪を縫つて雪しずる
寒海鼠ごろり熟女の床体操
現俳高点句