<子安貝あれこれ>-1/5
サンゴ礁には子安貝の多くが棲んでいる。
生体が殻に沿って全体を被って、生息している。サンゴや岩礁と見分けがつきにくいので、保護色となって外敵から身を護ることができる。この習性は殻に藻などの付着を防ぎ傷もつきにくいので、その貝殻は光沢があり、古来より首飾りや装飾などに使われ珍重にされていた(アフリカ)。貨幣としても使われ宝貝とも云われる(中国)。
死んで打ちあげられた貝殻は傷ついたり、日に当って褪色するので、生きた貝を採集して、中身を出して暗い場所で保存する。
タンザニアの海岸での採集から始めて、以降、各地で収集したものを展示する。
学術的に名前など間違っているかも知れませんが、ご教授を賜れば幸いです。(「不明」はその貝が図鑑に見つからず、「?」は名前が判らない、或いは、確信がありません)
名前は進む方向の前列上から@,A,B、中列上からC,D、E、後列Fとする。
@は採り過ぎて個体減少している、Eは子安貝の仲間では最大、Fは厳密には子安貝ではないが、近い種目である
No | 学名 | 和名 | 通称(英語) | 分布 |
@ | Tigris | 星宝 | Tigar | インド太平洋 |
A | Talpa | 樽宝 | Mole | インド太平洋 |
B | Mauritiana | 八丈宝 | Humpback | インド太平洋 |
C | Nivosa | 淡雪宝 | Snowy | ミャンマー・タイ |
D | Aurantium | 南洋宝 | Golden | ポリネシア |
E | Testudinaria | 叢雲宝 | Turtle | 東アフリカ |
F | Ovula ovum | 海兎 | Egg | 日本近海 |