北京とその郊外
夏尾根に長城のたうつ龍のごと
石舫へ飛燕のよぎる長き廊
秋の昼天安門前荷駄進む
出稼ぎの焼き芋を買う王府井(ワンフーチー)
明朝の亡びし塚や蓮華鉢
四季を選ばず、様々な顔を見せるこの都市は、急足に変貌している。 94年の最初に北京空港からホテルへの道には荷車や人民服姿が多く目に付いた。 以来、訪問するたびに変化した貌を見せてくれる。 紫禁城や天壇公園、そして郊外には万里の長城もあり、長い歴史の重みを感じる。