ウガンダ・モザンビーク

1970年代の東アフリカ、住んでいたタンザニアは大きな政治の変化はなかったが、隣国のこの二カ国は不安定であった。ウガンダはアミン大統領の時代で、アジア人の排斥が行われ、英国植民地時代からのインド人は国外へ、或いは収容所へ追い込まれた。

遠雷や政変に人去りし街

モザンビーク解放戦線の絵葉書と独立直後のマプート(当時のロレンソマルケソ)

日盛りの街角ごとに少年兵

人失せて雷雲灯る盆地かな

遥かなる骨白色の浜暑し


next
back

首都カンパラを望む丘で現地のインド人と、彼らもアミン政権の弾圧でその後は行方不明

モザンビークは1975年に500年に亘るポルトガルの植民地から独立。タンザニアで訓練された兵士が大きな役割を果たした。


句集「サファリ」のtopへ