2日目(モスクワ市内:モスクワ泊)

バスでの市内観光で通訳ガイドはタチアナさん。ロシアでのポピュラーな女性名とか・・

最初は赤の広場へ向かう。ソ連時代の軍事パレードの写真を思い出すが、今は観光客のグループがあちこちにガイドの説明を聞いている。

イワン雷帝がモンゴルへの戦勝記念して建てた派手な形の聖ワシリー聖堂の前で我々もタチアナさんの説明を聞く。日本で勉強した日本語でよく分かる。

この聖堂と国立歴史博物館、クレムリンとグム百貨店の古風な建物に四方を囲まれた赤の広場にはレーニン廟がある。「赤」は美しいと言う意味で色ではないとのこと・・
パレードを閲兵の写真から鉄のカーテン内の政府要人の序列などマスコミが話題としていたあの場所で、スターリンは外されたが、著名な人は今もここに祀られている。そして今では観光のモスクワ目玉となっている。

城壁に囲まれたクレムリンの中は大統領府など政治の中枢であるだけでなく、スペンスキー大聖堂など歴史的、宗教的に重要な建物が林立している。クレムリンは城壁の意味。

我々は城壁内の武器庫の見学が組まれていた。武器庫には武器の展示は僅かで、ロシア時代の歴史博物館だ。宮廷馬車や戴冠式のドレス、王冠などが展示されている。

小鳥来る赤の広場へスニーカー

秋思かな片山潜の眠る壁

爽やかやガイド・タチアナ赤い傘

クレムリンを遠望できる救世主キリスト教会は2000年に復活した大聖堂。革命後は宗教弾圧の対象となり、スターリンによって爆破された。その跡地にソビエト宮殿の計画がなされ、その空中ホールで、社会主義世界大会を夢見たとか・・

戦後のフルシチョフ時代には屋外温泉プールが出来て人気はあったらしい。ソ連崩壊ごこの聖堂が建てられ、マグダラのマリアの腕が祀られているらしい。この日はそれにキスして祝福を受けんと長い巡礼の行列が出来ていた。

<赤の広場からワシリー聖堂とクレムリンの城壁>

<救世主キリスト教会>

<クレムリン内の騎兵>

<モスクワ川の橋からクレムリン遠望>

小鳥来る武器庫の前の戦利品

聖堂は金ぴかぴかの栗頭

冷まじや打ち毀されし鐘が地に

秋の雲蛇行上手のトロリーバス

地下道で絵を売る老爺冬近し

スターリンのビルとか重し秋の夕

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