ラオスとハロン湾

はじめに
 日本では余り観光地として注目が無いラオス。情報によれば欧米では最も注目を浴びている観光地がラオスと聞いていた。たまたま、「海外に子供用車椅子を送る会」のビエンチャンでの引渡式の出席も兼ねて、この会の理事であるK氏と一緒の旅を作った。K氏とは2年前にもタンザニアへ同じ目的で旅をした。
 首都のビエンチャン、南部ラオス、古都ルアンパバーン、エコツアーの象乗り、そして、帰国途中にベトナム北部のハロン湾を巡った。

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 成田発11時のベトナム航空でハノイを経由してラオスの首都ビエンチャンへ、その日の1750分に到着した。
 ラオスへの入国にはパスポートの残存期日は6カ月が必要であるのを知り、また、私の旅券がそれに一日足りない事を旅の直前に見つけた。その為に、急遽、更新手続きを行った。特例的な早期旅券発行依頼はビエンチャンでの引渡式の日程が鍵となって、出発前日に新しい旅券を手に出来た。
 お陰で入国手続きはスムーズに出来た。翌日のラオス建国記念日を祝って空港は花で飾られていた。混雑もなく小奇麗な空港だ。現地旅行社の日本人女性の出迎えがあり、ビエンチャン市街のラオプラザホテルへ送ってくれた。

 ここで、Kさんとラオス青年同盟のPさんが3日の引渡式について打合せや段取りを事前調整する。その後に、ラオス料理店の夕食へ出向く。ホテルより百メートル程だが、その間のメイン通りは必要な明かりだけの慎ましさだ。しかし、治安は完璧に護れているらしい。ラオスが外貨収入源の観光へ最大の力を入れているのが解る。1998年に一回だけ訪れたビエンチャンで、人々の親しみと治安の良さは印象に残っていたが、それが今でも少しも変わっていない。

 ラオス料理は日本では余り知られていないが、竹で編んだ篭に入れた蒸したうるち米(カオ・ニャオ)が主食で口に合う。副食は中華でもタイ料理でもなく、マイルドな味が多い。中でもラープは肉や魚に香草を混ぜて最もポピューラーな料理だ。メコンの生魚をミンチにしたラープは絶品だった。
ラオス料理だけでなく、パンや西洋料理も、その後、どこへ行っても食事は美味しかった。

 ラオス伝統音楽隊がステージで演奏しているレストランは満席で、地元の人と観光客で大いに流行っている。先ずは無事の到着をラオスビールで乾杯した。
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ラオス民俗音楽↑   ホテル前の道路↑
↓ラオス料理(ラープとカオ・ニャマ) 

極月の灯り少なきビエンチャン 

 

軽やかな木琴ラオスの冬ビール 

 

十二月二胡の奏でる最終章 

 

仏国のホテルに小さき聖樹かな